その日

微雨で覆われた台所に、くつくつと粥の音が響く朝。窓を開けて、風を浴びて、焙煎機を組み立てて。

排気用のダクトも、毎日外して洗っているのですが、つける時の曲がり具合によって、排気の強さが微妙に変わります。なんか今日は決まらへんな〜などと揺らぐ様は、髪型が決まらない思春期の男子のよう。傍目には、どっちでも一緒というやつです。

その後、ブレンドに使う生豆の状態を見ます。においを嗅いで、手触りと、重みを感じて。これはもう本当に、全然ちがう。

ほんのり軽く焼いたり、ちょっとだけ深く焼いたり、今日はどんな感じに調えようかと。結局は、その時々で、自分たちが飲みたいものになるように焼いているのだなあと思います。

朝食の後、コーヒーを1杯。珍しく買ったチョコレートをひと粒。

アーモンドがカリッと鳴る頃、よし、と。