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台所コーヒープロジェクト

わが家のコーヒー

2017年の秋、「贈るコーヒープロジェクト」というものを始めました。『コーヒー1杯分の温かみが、社会を循環していく』をテーマに、小さくとも温かい気持ちを、外へ外へとパスしていく流れを願ったものです。

そして2018年の秋、余白のプロジェクト第2弾として、「台所コーヒープロジェクト」を始めます。テーマは、『わが家のコーヒー』です。

 

「日常を大切にする」ってなんだろう

「家で飲むより、やっぱり美味しい!」
出店などでコーヒーを淹れた際、そんな感想をいただくことがあります。もちろん、嬉しいですし、安心しますが、後になって少し考えさせられます。

お店で飲むコーヒーは、その空間や時間も含め、どこか特別感があります。ちょっぴり非日常の、ご褒美のような、旅のような時間。

一方、家のコーヒーは日常そのもの。窓を開けて、ちょっとだけ空気を入れ替えるような、ささやかな営みです。

近年、「日常を大切にする」「ていねいな暮らし」という言葉が多用されています。大きな災害、数々の不祥事、残虐なニュース、先の見えない国家。なんとなく、疲弊してしまうような事が続いた後には、なおさら。ただ、その言葉が実際の生活に馴染むまでには、四苦八苦します。すぐに日常の尊さを忘れたり、流すように、こなすように一日を過ごしてしまったり。

コーヒーは、日常の飲みものだと思っています。そんなコーヒーを仕事にしている以上、「日常を大切にするってなんだろう」と考え続けることになります。バシッと言える答えはありませんが、家で飲むコーヒーを始点にすると、色々なことが見える気がしています。

旅の特別感も素敵なのだけれど、帰るべき日常があって、できればそれは「また普通の日々か~」と心重たくなるようなものではなく、愛おしさを感じるものだといいなとか。お店のコーヒーも、もちろん特別なのだけれど、家の、それも生活感溢れる台所で淹れるコーヒーが、もっと美味しく、心地良いものになればいいなとか。

つまり、「わが家のコーヒー」を愉しむことや、もっと言えば、「家でざっくり淹れて、ゆっくり飲むコーヒーが、なんかちょうどいいな~」と思える時間が増えると、小さな自分の日常を愛おしく思うことに繋がるのではないかなと思うのです。

そんな「わが家のコーヒー」のつくり方、ちょうどいいコーヒーのみつけ方をお伝えしながら、日常を大切にするきっかけをつくり続けること、それが「台所コーヒープロジェクト」です。

 

プロジェクトの内容

①リーフレット配布
通販などで豆をお届けする際に、この「台所コーヒープロジェクト」や「ちょうどいいコーヒーのみつけ方」について書いたリーフレットを同梱します。不定期で発行している「余白通信」もおたのしみに。

②コーヒー教室やワークショップの開催
コーヒーも、ひとつの家庭料理です。手を抜き過ぎず、肩肘張らず、「わが家の味」を大切にしながら。ちょうどいいコーヒーを見つけるための、生活の知恵をお伝えします。
>>> コーヒー教室

③『ちょうどいいコーヒー』という本を刊行
生活感溢れる切り口で書いた、「ちょうどいい」コーヒーを愉しむための本です。
>>> 本の詳細